ホームページを運営するにはサーバーとドメインが必要です。
ドメイン
「URL」「アドレス」とも呼ばれます。
ドメインは管理組織に利用申請し、費用を払って借りるものです。
ドメインは自由に決められますが大きなシバリがあります。世界中で他の誰も使っていないものにしなければなりません。
全てのドメインには管理する組織があり、申請するときに他の誰も使っていないかどうかを確認しています。
申請したドメインを他に使っている人がいれば却下されます。つまり、早い者勝ちと言えます。
ホームページを閉鎖する場合はドメインは返却します。返却されたドメインは他の人が再利用することができます。また、ドメインの売買サービスもあります。
ドメインの決め方
ドメインは二つの部分の組み合わせ
このホームページなら「sakuraworks」「.net」の組み合わせです。
思ったほど自由にはなりません。大抵は組織名がありますから。
「sakuraworks」の部分は自由に決められます。いくつか候補が出てどれにするか迷ったら、次のことも気にしてみてください。
読みやすい
口頭で伝えやすいほうがいいです。
短いほうがラク
私が業務で扱ったなかで一番長いのは33文字です。これはタイヘンでした・・・。人に伝えるにも、名刺に入れるにも手間が増えまくりです。
混同しやすい文字は避ける
アルファベット大文字の「O(オー)」は「0(数字のゼロ)」と間違いやすいです。同様に「l」と「1」など。パソコンでコピペするならいいのですが、チラシに入れるとフォントによっては区別がつきません
「.com」はいくつかある中から選ぶものです。「.com」はTLD(Top Level Domain)と呼ばれ、TLDには意味があります。
- .com:商用
- .org:団体用
- .net:ネットワークサービス用
- .jp:日本のホームページ用
これ以外にもたくさんありますが、運営上の費用や申請時の手間が違います。
キャンペーンと称して、最初の1年だけ安いけど翌年からは高くなる、ということもありますので、注意してください。
借りる場合はサーバーとセットで契約すると、請求が一本化でき、設定もラクです。
ウェブサーバー
「サーバー」「レンタルサーバー」「ホスティング」とも呼ばれます。
ホームページのデータを置いておく特殊なコンピューターです。家のパソコンでもやろうと思えば同じことができますが、普通は借りるものです。
費用はピンキリです。有料のものもあれば無料のものもありますが、無料のものはできることが少ないです。
私は相談された場合は「さくらインターネット スタンダード」をおすすめしています。国内・国外、個人で、業務で、と、いろんなサーバーを借りてきましたがここがコストも含めて一番無難です。
よく「お好きなところを・・・」「いろいろ検討してみてください」と言われますが、普通はそれぞれの違いや自分に適したサーバーがどれかなんてわかるものではありません。
すでに借りているならそれを使えばいいでしょう。
これから借りるのであれば、サーバーは最後に決めましょう。ホームページの構成図やデザインがなんとなく決まってからでも遅くはありません。
通信の暗号化にはSSL/TLSが必要
近頃は通信の暗号化が一般的になってきました。通信の暗号化にはSSL/TLSが必要です。
ウェブブラウザのURL欄が「https://」から始まっているホームページは通信が暗号化がされています。
お問い合わせフォームなどで個人情報のやりとりがあるなら、SSL/TLSは導入したほうが良いです。
SSL/TLSは有料のものと無料のものがあります。なお、前述のさくらインターネットはSSL/TLSが無料で利用できます。
少ない手間でSSL/TLSを利用できるサーバーもあれば、かなりメンドウなサーバーもあります。サーバーを選ぶ場合はSSL/TLSの設定手間を気にした方が良いでしょう。
サーバー・ドメインの支払い方法
サーバーとドメインの支払いはクレジットカード払いが一般的です。請求書払いの場合、費用が若干上乗せになりますのでご注意ください。
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