ホームページの終活

とある団体さんから相談をいただきました。

「いまの団体を解散し、他の団体と一緒に新団体を立ち上げることになりました。いまのホームページは閉鎖することになりますが、どうしたらいいですか?」

ドロップキャッチ対策だけはしたほうがいいです。

ドロップキャッチとは

ホームページの閉鎖と同時に利用されなくなったドメインを、即座に再取得することを業界用語で「ドロップキャッチ」と呼びます。

ドロップキャッチ自体はインターネットの仕組みとして正当なものなのですが、いかんせん悪用されて話題になることが多く、印象が良くありません。

お客様からホームページの閉鎖のご相談を受けたときは必ずドロップキャッチ対策をお勧めしていますし、最近はホームページを開設するときから説明するようにしています。

ドロップキャッチ対策は具体的に何をするの?

具体的にどういうことをするのかと言うと・・・

  1. ホームページ閉鎖後もドメインは数年維持する
  2. 一定期間「閉鎖しました」と掲示したあとは、何も表示されない状態にする

これは、インターネット上に閉鎖するホームページへのリンクが存在しなくなるまで待つ、ということです。

ただ、どれくらい待てばいいのかはハッキリしません。私は「最低3年」とご案内してます。

こうした廃止を受け付けるサービスもあります。こちらは廃止予定のドメインの閲覧数を計測し続け、閲覧数が少なくなったら解約してくれます。

ただし、ドメインを正規に利用するよりも料金が高くなってしまいます。

サーバーにあるデータは全削除

ドメインだけ残すので、サーバーはいずれ解約となりデータも自動的になくなります。

自動的になくなるのですが確実に自分の手で削除することをお勧めします。

削除したらメモでもなんでもいいので記録として残しておくと良いでしょう。というのも「削除した」という証拠がないと、なにか問題があった場合に何を言っても説得力がありません。

「ちゃんと削除されてる、と思いますけど・・・」

これは技術的な問題ではなくて気持ちの問題です。気持ちの問題は意外とやっかいです。

サーバーのデータはホームページだけとは限りません。メールアドレスを利用している場合はメールアカウントも全て削除しましょう。

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